電話

気がつけば既に、7ヵ月もサポートセンター業務をやっている。始めは嫌で嫌で仕方が無かった電話応対も慣れ、それほど問題もなく業務を遂行している。
今日もいつも通り障害が発生し、お客様に連絡することとなった。始めに名を名乗り、障害の切り分け結果をお伝えする。

夢幻「・・・ですので、対応のほうよろしくお願いいたします。」
お客様「了解、(ガッシャーン)です。対応が完了しましたら連絡しますが、大丈夫ですすか」
夢幻「お気遣いありがとうございます。・・・問題ございません。」
お客様「そうですか、それでは失礼します。」
夢幻「失礼致します。」

電話中にいきなり"ガッシャーン"という音が聞こえたせいか、お客様が心配してくれた。私もお客様との電話対応をしていたので、その時は詳細は分かりませんでしたが、応対が終わった後見てみると、どうも女性社員がパソコン(デスクトップ)を運搬中に誤って落とした模様。しかもそれが自分の足に落下(直撃ではなかった模様)し、激痛のあまりに泣いていた。さらに聞くとお客様からお預かりしている HDD が入っていたものらしく、HDD が壊れていないか泣きながら心配していた。
結果として、予想通り壊れていたらしく非常に落ち込んでいた。上司が励ましていたようだが、怒ってもいた。"他人の振り見て我が振り直せ"とはよく言ったもので、私もこういったミスをしないよう十分気をつけようと思った。