注射

今日はインフルエンザの予防接種の日。予防接種など5年ぶり(高校の受験対策としてやった覚えがある)である。会社がお金を出すからやってくれとのことだが、裏を返せば「君たちはローテーション業務なので休ませるわけにはいかない」と言ったところだろう。何にしろ、相方にもうつさずに済むし、タダなので受けることにした。

早速休憩の時間を利用し、注射を受けに行った。時間帯によって30分ほど待つと書いてあったが、3分も待たずに呼ばれた。治療室に入ると、服をまくるように指示され、言われたとおりにすると、そのまま二の腕に刺された。あれ?消毒とかしなくていいのかなと思っている間に注射は終了。「激しい運動等はしないでね」などの簡単な注意事項を聞き、医者が血止めのガーゼを張ろうとしたとき・・・

「あれ、どこに注射しったけ?」

確かに、私は毛深いし、最近太り気味だから分かりにくいのかも知れないがよーく見れば分かる。医者の目が悪かったのかもしれないが、しばらく目を凝らして探していた。数十秒後、注射跡を見つけ一言。

「ちゃんと血管に注射したはずだから、血が出るはずなんだけど。」

ちと待ってほしい。言っている事は分かるが、その意味が一瞬分からなかった。血管に注射していないということはどこに刺したのでしょうか。まさか脂肪?

久しぶりにした注射は非常にスリリングだった。